東芝は米国産LNG事業を担う東芝アメリカLNGコーポレーションを売却することを決めた。売却先企業は非公表で、売却に伴い8億600万ドルを支払う。LNGの市況が悪化し、将来赤字が発生する恐れがあることや、シナジー効果が期待できないため、LNG事業から撤退することを決めた。売却価格は1500万ドルで、売却は2019年3月末までに実施される見込み。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:東芝のLNG事業からの撤退は、市況の悪化やシナジー効果の不足など、様々な要因が重なった結果である。今後は、東芝がより収益性の高い事業に注力することが求められる。また、売却先企業にとっては、米国産LNG事業の拡大に向けた戦略的な買収となる可能性がある。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。